日曜日に家を出て昨日夜帰ってきました。
10月10日11日、瀬戸内国際芸術祭。「超麺通団を持って瀬戸内国際芸術祭に行こう」とふれまわっていたにもかかわらず、ここまで忙しくて行けてませんでした、あと少しで終わってしまうし、今行かねば、なんか心苦しい、そこで意を決して小豆島へ。直島は、前に行ったし、もう人気で船に乗れないとのこと、その点小豆島には、素麺もあるし、二十四の瞳もお遍路もある、2日間のんびりと思ったのもつかの間、いつも通りの力一杯の観光になってしまいました。まず最初に行ったのが、海岸べりにある金属人形で作った網のようなもの、満潮時には海の中に入るとのこと、そう言えば下の方に海藻のようなものが・・。次に内陸部の田んぼの中のアート、竹の家、藁の象、竹を地面に刺したもの、約4キロほどの間に点在する現代アート。
以前行った、直島の町家アートや、西宮ビエンナーレよりは感じるものがあったけど、やっぱり分からないよなあ。すみません。しかし、それよりすごい人の波。今年は、名古屋でも滋賀でも野外現代アートをやっているけど、このお金はどこから?考えてしまいました。
この後、二十四の瞳映画村へ。これが思いのほか面白い、田中裕子主演時の映画セットの中に、1950年代の映画の予告編が流れ、ポスターがあり、講堂では高峰秀子主演バージョンを上映、思わず見いってしまい、時間を忘れてしまいました。続いて近所にある丸金醤油さんの工場を見学。勉強になるねえ。
そんなことで2日が過ぎ、12日は、広島・岡山・山陰・四国地方の合同トーハン会。出版卸のトーハンさんと取引している書店さんと出版社が一堂に集まって、本の展示会をするというイベントです。一社1ブースをもらい、そこに本を展示して、書店さんの担当者と、売るための打ち合わせをしていきます。西日本出版社の目玉商品は、もちろん「超麺通団」、おいでになる皆さんは一様に「売れてるよ」と嬉しい言葉。新刊の紹介などして、夜は懇親会。ちょっとばてました。
13日は、播磨の石棺物の写真集「笑とる仏」の営業のため、相生、姫路、加古川の書店さんへ。なにしろ類書の無い本、石棺物は、このエリアに集中しているにもかかわらず、地元でも知名度が低く、過去本になったことがない。しかも、2500円と、店頭で売る本としては高額本。でも、愛くるしい御顔をされています、まさに笑とる仏。「これは売れるで」と、ドーンと20冊30冊50冊と注文を下さる書店さん、半面、「分からへんわ、3冊入れといて」「一冊でいいわ」流石に0でもいいわという書店さんは、あまりないけど、極端に数がふれています。初版予定は3000部、上にあげたらええのか、下げるべきか、いつもは書店さんの反応を見て決めるのですが、まだ、決めれない。そんな風に思いながら車で、今日最後の営業書店に行こうと、走って現地に着くと、「無い」、あるはずの書店さんが「無い」。更地になっていました。がーんと熱気が冷めて、この夜は近所に泊まることにして、携帯で楽天にアクセスし宿を決め、外に出る気力も無くなったので、コンビニで弁当を買って、終わり。
さて、家を出て5日目。14日は、昨日会えなかった相生の書店さんを訪ねるところから営業再開、高速で小野市に行き書店営業、続いて三木市の書店をくまなく回り、16時、本日最後の書店さんへ。名刺を出すと、「ちょっとこっちきて」と、ガイドコーナー連れていかれ、平積みの「まるまる丹波篠山」を指さし、「これ売れてんねん、ありがとうなあ」。初対面です。「超麺通団もあんたとこやんなあ、香川出身なんで、昔から知っんねん」。ありがたいことです。ひとしきり讃岐うどんと、麺通団について話をし、本命「笑とる仏」。「10冊かなあ・・・・・、やっぱり30仕入れるわ、売れそうやし、ポップを付けてがんばるわ」、ありがたいことです。テンションめちゃ上がりです。
これで「笑とる仏」の営業は、神戸市の北区西区を残すのみ。