石棺仏って知っていますか
今、前に書いたブログを読み返していたら、10月に発売宣言をしていたのですね、石棺仏の本「笑とる仏」、うち初の写真集、本体2300円ながら208P、もちろんオールカラー、A5変形判の、なかなかの本です。
古墳の石棺材を利用し、仏像あるいは種子(梵字)を彫刻したものを石棺仏と呼び、そのほとんどは播磨に密集しています。
4世紀から8世紀に造られた播磨の古墳群。時代が下り、新田開発等で、これらに納められていた石棺が地面にあらわれてきました。鎌倉時代以降、民衆に仏教が根付き浄土教が播磨の地に普及し、育っていったなか、この石棺を利用して石仏や梵字を彫るものが現れ、石棺仏群ができてきたようです。
この石棺仏の写真集が「笑とる仏」。ほんま、笑っているんです。写真もすばらしくよくて、播磨の自然の中で暮らす石仏が、当時の民衆の思いを伝えているようです。
他に、石棺仏の本も無く、資料としても貴重なのですが、でも、写真がええ。
前に書いたように、10月発売ですすめていたのですが、色調整でとまどい、ばたばたしているうちに11月になり、これは、春に出すべき本やという、私の一存で発売延期していたのです。
仏像ブームに続く、石仏ブーム、きますよきっと。
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