コンビニ営業・・極・飛鳥
極・飛鳥、書店さんだけではなく、コンビニさんでも販売したいと思っています。
通常、トーハンさんや日販さんと交渉し、コンビニさんに配本してもらうのですが、そこには一定の条件があるようで、例えば、全国販売もしくは地域限定販売であっても大量部数であること、できれば雑誌扱いであること、これには、ちょっと説明が必要ですね。
本には、雑誌と書籍、そしてそれ以外のDVDブックなどがあります。当たり前やんということなかれ、この雑誌の中には、見た目は書籍というものも少なくありません。また、うちの超麺通団3・4は雑誌みたいでしょ。まるまる丹波篠山も、でも、これらは書籍なのです。
その違いは、取次さんの仕入れで、雑誌部で扱っているか、書籍部で扱っているかなのです。そして、雑誌部で扱ってもらうには、月刊誌などの定期刊行物を出しているのが最低条件、その上で、雑誌的書籍、ムックって言いますがを出していいかどうかという話になります。
このムックになると、配本できる書店さんの数が飛躍的に増えて、売れる可能性が大幅アップします。コンビニさんも、この配本できる可能性が大幅アップする販売ポイントの一つなのです。
ただ、書籍でも扱ってもらえないということはないのです、よくコンビニさんにおいてある500円の書籍もあります、ただ、ムックに比べてめちゃめちゃハードルが高く、コンビニさんに情報が行く前に、取次さん段階で、扱えないという返事になることが多いのです。
以前手伝っていた出版社で、この件で、あるコンビニさんから呼び出されたことがあります。いわく、「あんたとこの情報が来ない、さぼってんのちゃうか」ということで、「ちゃいますやん、取次さんのとこで止まってますやん」、「ほな、直接情報を送って」
今度は、取次さんから呼び出され「コンビニさんと直接話てるんちゃうやろな、それやったら、今後一切、本を流さへんで」
出版社とコンビニさんが直接話をするのは、ご法度なのです。
話は長くなりましたが、そんな訳で、コンビニさんで本を売るのはとっても大変なのです。
今回アプローチしているのは、新聞販売店ルート。
コンビニが日本に登場した当時、取次さんは、コンビニさんからの本を仕入れたいというアプローチに対し、冷たくNOの返事をしました、そこで、各地の新聞販売店さんが取次さんから、あるいは、出版社から仕入れてコンビニさんに本を配本したのです。
その後、コンビニさんの販売力のすごさに気が付いた、取次さんは、コンビニさんと直接付き合うようになって今にいたります。
ただ、当初は、コンビニさんもそんなに雑誌や本が売れるとは考えていなかったようで、もっぱら、終日発生する立ち読みのお客様を、防犯に使おうという発想だったようです。立ち読みのお客様がいると強盗しにくいですから。今では、立ち読み阻止のために、パックに雑誌を入れているコンビニさんが多くなってきて、日本が安全になったのかなとも思います。
話がそれました、今回は、この新聞販売店さんから、極・飛鳥を配本してもらおうという目論見で、各地回っています。配本エリアは、飛鳥エリア限定。手ごたえは、ありありです。
それでは、これから、あのコンビニさんに本を降ろしている新聞販売店さんへ行ってきます。
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