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2013年12月31日 (火)

お正月は、古事記を読もう

櫻井よしこさんが、週刊新潮に連載している「日本ルネッサンス」に、古事記を読もうという話を書いています。
「神話はただの物語ではない、古代の人が体験したこと、願ったこと、そうありたいと努力したことが書いてある」「古代から日本人は権力者の独断を避け、合意で統治した国だった」「オオクニヌシは国を完成させて、アマテラスオオミカミに国を譲った」「オオクニヌシは自分のために日本国を造ったのではなく、アマテラスのために働いた」「国譲りを受けたアマテラスオオミカミは、自分の子孫神に統治をさせるために、天降りさせるが、そのとき、どの神がふさわしいか、他の神々にそうだんして決めたのである」、まあ、こんなことを書いてはるんですが、国譲り神話は、タイトルはそう呼ばれていますけど、実は、オオクニヌシの息子を力づくで倒し、諏訪湖まで追って、「私を殺さないでください、国は譲ります」と言わせているんですね。
また、天孫降臨も、そのメンバーは、アマテラスがお隠れになった時、岩をこじ開けて、表に連れ出した面々、そのまま。たまたまやんなあ、って、そんなことありますか。
敗戦を終戦、国...軍を自衛隊と言い換えてる、今、そのまんまですやんねえ。それがアカンと言ってるわけではないんです、古事記に描かれた、生命力というか、猥雑さ、嫉妬する人々、権力闘争、裏切り、ねたみ、そねみ、そんな人間の闘争本能が、古代日本を作り上げたということを、あからさまに書き残したという点で、古事記はすごいんです。普通隠しますよね、こういう、裏の歴史になるようなことは、権力者の方が作った本ですもの。
よく、子供に「古事記を読まさないといけない」とおっしゃる、保守派の大人の方にお会いするんですが、「読んだことあって、言うてはるんやろか」といつも、思います。
思うに、櫻井さんも、古事記のダイジェストか解説を読んで、書かれているんではと思います。
とは言え、このお正月「マンガ遊訳 わかる古事記」(西日本出版社刊)を読むのは、正しい過ごし方だと思います。奈良県の古事記出版大賞太安万侶賞をいただいた、いい本です。古代日本人のパワーを感じ取ってください。

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