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2017年8月20日 (日)

提携

台湾から帰ってきました。

正確には、そこから一眠り、1時間の時差が堪えてるのか・・、なわけはないのですが。

9時の飛行機に乗るために5時に起きたのが・・、まあまあ、はじめての台湾・台北、なんかすっごく楽しい旅でした。

 

すべては、西日本出版社の本を6点ほど出したいという嬉しいお申し出を唐山出版社の陳社長からいただいたことから始まりました。

日本に留学中のりんさんが、森ノ宮で毎月やっている版元ドットコム西日本の連続トークライブの僕の回を聞きに来てくれていて、呑みに行って、その時差し上げた目録が陳さんの手に渡り、つまり、うちのことを知っている皆さんならもうお気づき、そう、いつものように飲み会で横の席になった人と本を作ることになるという出会いがまたあったわけです。

事前のお話では、とりあえず2点ずつ様子を見ながらということだったのですが、それではプロモーションしにくいということで一挙5点同時出版からスタートすることになりました。

 

この唐山出版社さん、すごいんです。

創業は1979年。日本で言うと東大にあたる台湾大学の大学院で文化人類学を研究していた陳さん、時悪く、オイルショックのためお父様の事業がうまくいかなくなったため、自分で食べる手段が必要になって、台湾大学のすぐそばの温羅汀で本屋さん唐山書店を創業。

専門の文化人類学の本をはじめ、専門書を扱うかたわら、発禁になっていたような社会科学書や反体制の本も販売し、学生の知性が溜まる場所になっていったようです。そこに、アメリカからも最新の学説が書かれた本が、大量流入。

ただ、高くて、みんな買えない。

学生が先端の情報を安価に買えるようにという意味を込めて、出版部門を設立。

現在では、書店が4店舗、出版社1社で、正社員だけで20名を抱えているそうです。

 

その唐山出版社さんと西日本出版社が、お互いに本の優先翻訳権を持つということ。

うちの本の中国本土の出版社との交渉権を唐山出版社を預けるということが、今回の契約の肝ですね。

 

台湾の書店事情を聞いてみると、大型書店の増加と、ネット書店の台頭で、書店は苦境にあえいでいるということで、再販制導入に向けて動いているらしいです。

ちなみに、出版社との直取引が半分、トーハンさんから半分仕入れていて、平均仕入正味は50%~60%、ただ新刊段階から値引き販売しているので、粗利は概ね20%と日本よりちょっと低い感じでした。

数年前から書店が集まり、陳さんが理事長となって台湾独立書店文化協会を設立し、出版部からは、B5判オールカラー220Pの本屋さんガイドを出版したり、唐山書店や誠品書店のある、書店・出版社街「温羅汀」のタウンマップを制作しています。

最初に出てきたりんさんは、今はこのマップのライターさん。この原稿も面白かったので、一枚ものでないちゃんとした本を、唐山出版社と日台同時発売やりましょうと話をしています。

 

でね、りんさんもただ者でなく、この台湾大学の大学院で日本統治時代の台湾文学を研究していた強者。当時、日台で同時に15歳の天才ベストセラー少女作家が出てきた話をしてくれました。今回は、時間がなかったのですが、次に行ったときには、その話も深く聞きたいと思っています。

濃い、一日でした、もっかい寝ます。

 

 

 

 

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